大人の課外授業

にほんの里100選を見に行きます

みなさんは、「にほんの里100選」をご存じでしょうか?

にほんの里100選とは、日本全国から選ばれた「人の営みが育んだすこやかで美しい里」のことです。なんと日本全国から4,474件もの応募があり、その中から選ばれた厳選の100の里なのです。
→にほんの里100選Webサイト(外部リンク)

里はただ自然が残っている地域ではありません。人の営みがあり、そこに生活の姿が感じられること。そのため、いまも人々の生活の場として生きている場所です。そのため、ただの観光地と化してしまった地域は一つもありません。貴重な生活の場とそれによって守られた地域の自然、文化、風景をそっと拝見しにいきましょう。

今回訪れる地域は、所沢市と三芳町にまたがる「三富新田」です。

三富新田

三富新田とは、江戸時代は5代将軍徳川綱吉の時代に、川越藩の命によって開拓された農作地のことです。新田の名称ですが、稲作をする田んぼではなく、畑作地になっています。

三富新田は「にほんの里100選」の他にも、「日本農業遺産*」にも選ばれるなど、埼玉のみならず、日本を代表する農業遺産として、地域の誇りとなっている貴重な文化なのです。
(*日本農業遺産は、三富新田を含む「武蔵野の落ち葉堆肥農法」として認定されています。)

では、何がそんなに魅力的なのでしょうか?

一つには、その整然とした美しい景観があげられます。
江戸時代に作られた地割では、1戸分の間口は40間(約72m)、奥行きは375間(約675m)と決め、幅6間(10.8m)の道路の両側にそれぞれ屋敷・耕地・雑木林を短冊形に配置したのです。その地割が現在もなお残り、美しい景観を保っているのです。

そして、なんといっても素晴らしいのは、その景観を江戸時代から守り継承していることです。三富新田のある所沢市、三芳町は、東京都心からも約30km。当然、周辺では開発が進み、そんな中でこの農地を守ることは簡単なことではありません。また、農業という毎年欠かさない営みがあってこそ、継承できる景観なのです。
Googleマップの航空写真を使って、ぜひ首都圏の様子を眺めてみてください。これだけ広大な農地が整然と残る姿は非常に貴重であることがとてもよくわかります。

日本農業遺産に指定されているのは、三富新田を含む武蔵野地域の「落ち葉堆肥農法」です。この地域は水が乏しいうえ、火山灰土に厚く覆われ表土が風に飛ばされやすく、作物が育ちにくい土地でしたが、見渡す限りの草原に木々を植えて平地林として育て、木々の落ち葉を掃き集め、堆肥として土壌改良を行ってきました。360年にわたり続けられてきた「落ち葉堆肥農法」は現在も続けられ、三富新田の農業と景観を守っているのです。

ちなみに三富とは、上富、中富、下富の3つの地名からなっています。読み方は、三富(サントメ)が正しい読み方です。

 

三富新田には、開拓の様子を今に伝える貴重な建築物(旧島田家住宅)も残されていますので、一緒に見学したいと思います。

旧島田家住宅

旧島田家住宅は、三富新田の歴史と文化の学習の場であり、人々の交流の場として活用することを目的に移築復元された古民家です。

江戸時代文化・文政期(1804~1829)に建築されたと考えられる茅葺屋根の民家住宅で、畑作新田として知られる三富の開拓が、さつまいもの導入により豊かになったことを証明してくれる大型の家屋です。近郷農民の子弟を集めて寺子屋を開設していた時期もあることから、町の教育の歴史も伝えてくれます。現在、「現代の寺子屋」としてさまざまな郷土学習教室を行っています。
(上記写真・文 三芳町Webサイトより

建築年代 江戸時代後期(1804~1829年)
構造 木造平屋・茅葺寄棟造
規模 桁行11間半 梁間4間半
間取 喰違型整型四間取

 

三富新田のある三富地区には、おしゃれなカフェやレストランを併設した環境学習テーマパークがあります。環境学習といってもそんなに堅苦しいものではなく、自然を感じ、触れ、自然の中で遊ぶことで、環境について考えることのできる楽しくておいしいテーマパークです。

きっとまた訪れたくなる、そんな施設を体験しにいきましょう。

三富今昔村



https://santome-community.com/map/

動植物あわせて1300種以上の生き物が生息する、東京ドーム4.5個分の広さの「くぬぎの森」
三富ラーメン、こだわり牛乳ソフトが人気の「くぬぎの森カフェ」
こどもに大人気「やまゆり鉄道」
体験農園「石坂オーガニックファーム」
地元で育てた新鮮野菜をよりおいしい方法で食べられる「くぬぎの森交流プラザ」
ほかにも魅力的な施設がいっぱい! 文章では紹介しきれませんので、ぜひ現地で体験してみましょう!

 

開催概要

【課外授業のタイトル】:
“にほんの里100選” 里地里山あんどさいくりんぐ《所沢・三芳編》
(案内リーフレット)

【日時】:
令和5年1月29日(日)13:00~16:30

【集合・解散場所】:
西武鉄道「所沢」駅(埼玉県所沢市くすのき台1-14-5)※途中合流も可能です
<電車>池袋駅から西武池袋線急行で22分、西武新宿駅から西武新宿線急行で36分
<自転車>池袋駅または新宿駅から約27㎞、多摩湖から約5km

【走行距離】:
モデルルートは、約16㎞です。どこからどこまで走るかは貴方の自由です。

【授業内容】:

  • 12:45 受付開始(レンタサイクルの方は、事前にレンタルをお済ませください)
  • 13:00 所沢駅集合・ブリーフィング開始
  • 13:20 三富新田へレッツ・ゴー!
    下記のスポットを回る予定です。
    三富新田の風景(きれいに区割りされた農地を外から眺めます)
    旧島田家住宅(三富新田の歴史を伝える江戸時代に建築された古民家)
    三富今昔村(自然との共生、循環型社会を目指すテーマパーク)
    ※時間を指定して、回ります。現地集合も可能です。
  • 16:30頃 所沢駅へ戻ります

終了後、自由参加ですが、有志で交流会を行いますので、よろしければご参加ください。

↑所沢駅西口・所沢プロぺ商店街
https://www.prope.or.jp/

【使用する自転車】:
基本的には、参加者各自が所有する自転車を持って集合します。
※レンタサイクル希望の方は、所沢駅にシェアサイクル(ハローサイクリング)がありますので、各自レンタルをお願いします。
https://www.hellocycling.jp/station/saitama/%E6%89%80%E6%B2%A2%E5%B8%82

【料金】:
サポーターズクラブ会員の方【無料】
会員以外の方【税込1,500円】(学生は半額です。テーマパーク入場料込)
※レンタサイクル希望の方は、レンタサイクル代別途。
※雨天時の場合は、公共交通費用がかかります(雨天時、自転車は使用しません)。
※飲食や途中のお土産代などは各自でお願いします。

【申込み方法】:
参加規約に同意の上、お申込みください
サポーターズクラブ会員の方はこちら

会員以外の方はこちら

【定員】:
20名(先着順)

【お申込み〆切】:
1月25日(水) 24:00まで

お支払い方法】:お申込み後、3営業日以内にオンライン購入でお支払いください。

【注意事項】:
このイベントはサイクリングガイドが道案内をするサイクリングツアーではありません。参加者各々が目的地に向かって自由に走行するサイクリングイベントです。参加者各自での安全管理をお願いいたします。

 

ご参加お待ちしています!